2008/08/19

翻訳が正しくても伝わらないこと

外資エクスパットは当然、日本語ができない。

したがって、英語ができない人を集めてスピーチをするときには、当然通訳が必要となり、どうしても通訳経由のスピーチとなる。あるときスピーチの後で、ベルギー人外資エクスパットのオリビエに聞かれたことがある。

「オレのスピーチはどうだった?」

良かったと言ってもよかったのだが、僕はこう答えた。

「通訳に違和感があった。」

「どうして?」

「翻訳としてはあってるんだと思うけど、丁寧すぎる感じだ。」

「どういう意味だ?」

「日本語には敬語っていうものがあって、立場に応じた言い方っていうのがある。
 同じ意味でも、フランス語みたいにいろんなトーンがある。」

「なるほど」

「あんたは役員なのに翻訳がソフトすぎて、目下から無理にお願いしているような感じだった。
 直前の日本人役員のスピーチに比べてトーンが違いすぎた。」

「そうか、わかった。そういうことはなかなか誰も教えてくれないな」

そもそも彼のスピーチは理屈が多すぎて、なかなか通訳自体が追いつかない状態だったのだ。

が、自信満々に英語スピーチを終えたオリビエに、話がうまく伝わっていないことを伝えないと、後でまた誤解のもとになるからね。


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