2009/04/27

アメリカ人を相手に蒙古班の説明に失敗する

留学寮界隈にNといういつも態度Lな自信満々な日本人がいた。高校で英語教師をしていたが、教え子と結婚してしまい夫婦で留学してしまったというような奴だ。

あるとき僕はNがアメリカ女性と雑談をしていたところに通りがかり、呼び止められた。

「おい、ちょっと、聞いてくれ。」

「なに?」

「今、蒙古班の説明をしているだが、どうしても信じてくれないんだよ。」

「・・・・・一回、説明してみてよ。。」

「じゃあ、もう一回いうぞ。日本人を含むモンゴル系の人種では赤ちゃんが生まれてきたとき、みんなお尻に青いアザがあるんだ。」

「そんなのジョークでしょ!! ね。」

なるほど、Nが必死に説明しているものの、そのアメリカ人はからっきり信用していない様子だった。

今は、僕が両方から注目されてしまっている。なにか言わねばならない。

「本当さ。うそじゃない。」

「ええー、だって、人間なのに、お尻が青いなんてありえない。」

「いや、本当だ。」

「じゃあ、青いってどういうこと?」

実は、Nも奥さんはいてもまだ子供がいないし、僕も生まれたての子供のお尻なんてあんまり見たことがない。

Nも僕も知識として知ってはいるものの、実際の蒙古班をちゃんと見たことがないから、『青いってどういうこと?』と聞かれると弱く、きちんと説明できないあいまいさが悪循環を生んでいたのだった。

結局、Nと僕の説得は中途半端なままで終了。

何か良い方法はあったんだろうか?



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