2009/07/27

いったん更新停止します

仕事多忙とモチベーションの低下で疲れてきてしまい、ブログの更新が楽しくなくなってしまいました。

なので、元気が出るまでいったん更新停止します。

とはいえ、すぐに飽きてやめるだろうと自分自身で思っていたブログ更新が1年も続いたのは、やっぱり読んでくれたり、コメントをくださったりしてくれた皆様のおかげであるのに間違いありません。

もともとこのブログは昔のなぐり書きメモを整理してみようと思って始めました。

まだメモがそこそこ残っているので、そのうちに続きを書こうと思っていますが、とにかく今は、こうして皆様に感謝を述べて・・・・とりあえず寝ます。

ありがとうございました。

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2009/07/26

釜山・花郎を探して

さて、せっかく現地でキム氏みたいな人にあったので、花郎について聞いてみることにした。

〔なぜ「花郎」を探しているのかはここを見てね 「韓国男・プロポーズの酒」)

「キムさん。僕は『花郎』という名前の韓国のお酒を探しています。

 知っていますか?」


「花郎ですか? 

 どんな字を書きますか?」

そこで、僕は紙に書いて渡してみた。

「・・・・知りません」

「実は昨日、この『花郎』を探してロッテ・ワールドや百貨店などにも行ってみたのですが

 ありませんでした。」


そうなのだ。

ロッテ・ワールドではとても流暢に日本語を話す上品なお姉さんがかなり時間をとってくれたのだが見つからなかった。

百貨店でも、何かを探しているとわかると売り子のお姉さんがたちまち2-3人集まってきてくれるのだが、これも駄目。

どういうわけか、韓国には「酒店」なるカテゴリに該当するような店もほとんど当たらなかった。

普通の雑貨店やスーパーの一角にジュースなどと一緒に数種類の酒が売られている。

きっと韓国では日本にように酒販売の免許などがないのだろう。

それでもこの話を聞くと、キム氏は僕と一緒に花郎探しに付き合ってくれた。

「韓国では、同じ酒でも道(県みたいな行政区画)によって、酒の名称が違うことがよくあります。」

しかし、どの店に聞いても『花郎』という名前さえ聞いたことがないといわれる始末。

「同じ名前の酒でも別の酒だったりすることもあります。」

百貨店2店、スーパー1店、国際市場内の酒店1店を回って手掛かりがないどころか絶望的な状況が確定し、僕は「花郎」を見つけられずに日本に帰る、はすだった。

ところがである。

実のところ、僕は「花郎」お土産に買って帰ったのだ。

どこにあったか?

それは、空港の酒免税店。

後日調べたところ、「花郎」は輸出専用ブランドの法酒だったのである。



数日後、日本に帰った僕は、話の出所、ナオミに「花郎」をお土産として渡して、旅行談を話して聞かせていた。

「・・・というわけで、なかなか見つからなくて苦労したんだよ~、花郎。」

「へーぇ。そうだったんだ。」

「でもさ、ナオミにプロポーズした韓国の彼はなんで『花郎』を持ってきたのかな?」

「・・・ちょっと待って。

 花郎って名前も現地の人はぜんぜん知らなかったんでしょ?」


「うん。誰に聞いても知らないって、言われた。」

ナオミはちょっと考えながら、一人つぶやいた。

「つまり、空港でついでに買ってきた、ってことね。」


韓国シリーズ「花郎をめぐって」おしまい

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2009/07/25

釜山・これは丼か?

釜山の街角で、ジュース・スタンドを見つけた。

うーむ。うまそうだ。

疲れてくるとやっぱり、フルーツとかがほしくなるが、そのフルーツのジュースにしてくれるところらしい。

ついつい、イチゴ・ジュースを注文した。

店員のおねえちゃんが、生イチゴと、砂糖をジューサーに放り込んで、ガーっとまわすこと30秒。

紙コップに入ったイチゴ・ジュースを堪能していると、目の前に韓国人のにいちゃんが現れた。

「コンニチハ。

 ワタシは、キムといいます。

 日本語を勉強しています。

 お話をしてよろしいでしょうか?」


と来たもんだ。

韓国人の日本語は大体、敬語に気を使っていてとても丁寧である。もろちん悪いことではない。

さて、一生懸命なキム氏とジューススタンドで話しこみ、そのまま夕飯も一緒に取ることになった。

近くの食堂に入り、キム氏にお勧めの料理を注文してもらった。

「ワタシはこの食堂を良く知ってます。

 ココの食堂の得意な料理は、ヘムルのデンパ(?)です。」


と説明してくれた。

ヘムルは、おそらく漢字で「海物」、つまりシーフードの意味であろう。

「デンパ? 『パ』はご飯?」

と聞いてみると、キム氏はこう言った。

「料理の種類としては、『丼〔どんぶり〕』です。」

さて料理が僕の前にやってきた。

ご飯の上には、タコの切ったのや野菜が混ざってあんかけのようにしてかかっていた。

なるほど、確かにこれは、料理法としては丼といえるかもしれない。

しか~し!! この料理は丸い平皿にのって出てきたのである。

そこで、日本人たる僕は心の中で思った。

「やっぱり丼に入って出てこない料理は、『丼』って言わないよなぁ~」




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釜山・ウナギのびっくり料理(その3)

おばちゃんは、左右に取ってのついたシルバーの鉄板を僕の前にセットされたコンロの前にちょんとおいた。

鉄板はまだ、冷たく、これから加熱して料理するという感じだ。

肝心の料理はというと、3センチくらいの短冊に切った種々の材料がなにやら赤い色のソースに絡めて山盛りに乗せられている。

「赤いソースはいったいなんだろう?」

唐辛子よりもやや薄い感じだし、細かくブツブツ赤いのではなく、もっとソースに溶け込んでいる様子だ。

そして、材料は・・・・とじっくりよく見ていくと、こんな割合だった。

・青ネギを切ったもの             1割くらい

・たまねぎを切ったもの            1割くらい

・残りの生っぽいやや透明感のある肉片     8割くらい


透明な肉片は縦方向にやや筋らしき線も見える。

「この肉片がきっとウナギなのだろう・・・」

妙に神妙に料理の材料を眺めている僕の横に、さっきのおばちゃんが戻ってきて、

 カチッ!!

コンロのスイッチを回して、中火にセットした。

鉄板を経由して、コンロの火の熱が料理に伝わったであろうその5秒後のことである。

「う、うわーっ!!」

料理材料を注視していた僕は本当に肝をつぶして叫びそうになった。

鉄ナベの上に盛られていた赤いソースの絡まった料理の部分をなす、生っぽいやや透明感のある肉片の一片、一片が、熱を感じて一斉にウネウネと動き始めたのである。

「い、いきてる!? このウナギの肉片たち!!」

ウナギの肉片たちは約5分の間、僕の目の前で断末魔の動きを続け、ついにはウナギ料理が出来上がった。

実はあんまり、どんな味がしたのか覚えていないが、そこそこ食えるものだったのは間違いない。

赤いソースは辛いものではなかったことだけは確かだ。

が何にしても、僕は今に至るも料理を見てこんなに驚いたのはこのときばかりであり、ちゃんと味わったのか自信が持てないのである。



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2009/07/24

釜山・ウナギのびっくり料理(その2)

さて、ウナギを注文しおえた僕。

店頭では店のおじさんがウナギを網ですくっている。

僕の目の前のテーブルには、店のおばさんがまず、ガスコンロを持ってきた。

「なるほど、ウナギをガスコンロで食う、と。」

ついで、カゴに入ったレタスとしその葉。

「ウナギのナベ料理でも出てくるのか?」

その次に、平皿に野菜を細かくスライスしたものがいっぱい乗って出てきた。

手前には生にんにくのスライス。それからキュウリとニンジンのみじん切り。

それから、ピーマンかなぁ・・・。それに味噌。

「ナベの薬味なんだろう、きっと」

そして、待つこと15分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ご飯とキムチが来た。

韓国では普通ご飯は、おりんのような金属性の丸い蓋付のボールに入って出てくる。

「そろそろメインのウナギも出てくるな~」

そうこうするうちについに、おばちゃんが銀紙を敷いたような四角い鉄板ナベを両手にもってやってきた。

つづく



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2009/07/23

釜山・ウナギのびっくり料理(その1)

あるとき釜山でウナギを食べた。

夕食に何を食べようかな、と思いながら釜山の街をあるいている目の前に現れたのは店頭に生け簀のある食堂。

水槽には何がいるのか、と思って覗き込むと、なんと生け簀にはウナギが数匹クネクネ泳いでいた。

これを見て、

「韓国でもウナギを食べるんだ!?」

と思ったのだが、ふと浮かんだ疑問があった。

「蒲焼じゃないよなぁ~、きっと。。。。」

じゃあいったい韓国ではどんな風にウナギを料理するのか?

素人目にも蒲焼って言うのはかなり特殊な料理である。どのくらい特殊かって、いまだかつて僕は家でウナギを捌いて蒲焼にしました、なんていう人物にはお目にかかったことがないくらいだ。

「よし、ウナギを食ってみるのだ」

そう決意した僕は、引き戸に手をかけてその食堂に入った。

生け簀があるからって、特に高級な食堂にも見えない。床はコンクリートむき出しだった。

さて、適当な椅子に腰掛けた僕は、店のおばさんにつたない韓国語で、

「外にいる魚を食いたい」

と注文した。

料理の方法はまったく聞かれなかった。

まったくのお任せだが、間違いなく未知のウナギ料理が食えるに違いない。

つづく



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2009/07/22

ブルックリン・メニューのないアラブ・レストラン

シューカツをやっていた頃、ある金融機関の面接を受けにいったときに、ニューヨークについて聞かれたことがあった。

僕の留学内容を確認した後に面接官の中年男性が質問をしてきた。

「それでは、ニューヨークにも行かれましたか?」

なんで留学先の話でなくてニューヨークなのだろうと思いながら、僕は答えた。

「はい。友人のアパートにころがり込んで何日も見物してきました。」

「それではニューヨークはどんなところが印象に残りましたか?」

「・・・そうですね。。。

 マンハッタンから東に橋をわかったところにブルックリン・ハイツというところがありまして、

 そのあたりはアラブ街だったんです。

 せっかくだからと、全く英語の看板の出てない現地の人のみが入りそうな

 アラブのレストランに入って一人で食事をしたのが印象に残ってます。」


横から若い女性面接官がちょっと興味を持ったように質問をしてきた。

「そのアラブのレストランの中はどんな風だったんですか?」

「中に入ると、中華の丸テーブルのようなテーブルがいくつか空いていて、奥のテーブルには全身白い服にスカーフをつけたアラビア人の男性が10人くらい談笑してたんです。

 留学寮にクウェート人の友人がいたんで、彼に聞いたことがあるんですがアラブっていうのは男は男だけで集まって話をするっていうことなので、これを見て本当にそうなんだ、って思いました。」


「それで、そこでは、どんな料理を食べましたか?」

「えーっと、まず、あの注文ができなくて困ったんです。」

「英語が通じなかったんですか?」

「いえ。確かに言葉も通じなかったんですが、それよりもそのレストランにはメニューというものがありませんでした。」

「じゃあ、どうやって注文したんですか?」

「しょうがないんで、立って歩いて厨房に入って行って、コックさんにいくつもある鍋を一つ一つフタを開けさせてもらって、選びました。

 マトンの煮込みの入った鍋を指さして、これをくれ、という手振りをしてなんとかありつきました。」


「味はどうでしたか?」

「マトンの煮込みは、とても素材に対して素直な良い味がしました。おいしかったです。

 それから注文してないのにミントの入ったスープも出てきました。タイのスープのような感じでした。」


面接官2人は痛く感心してくれたように見えた。僕はというと、面接前の会社説明が気に入らなかったのでリラックスして言いたい放題という感じで面接終了。



その後、僕はこの会社にはコンタクトするのをやめ、それから数週間して僕が他の会社から内定を取ったころ、このときの男性面接官がわざわざ僕宛に電話をしてきたのだった。

「こんにちは。もう内定取って、決まってますよね?」

「・・・・はい。」

「わかりました。失礼しました。」

このとき僕はうかつには、そうかぁ、アラブのレストランの話はそんなに良かったのかぁ、などと思ったのだが、今の僕にはそうではない本当の理由がわかる。

あの面接官たる採用担当者は、自社の採用数に見合う学生が足りなくなってしまって、以前に面接に来た学生に片っ端から電話をしていたに違いないのだった。


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2009/07/21

ナマズの日本料理を知りませんか?

あるとき、ワシントンDCにあるおしゃれな街とされるジョージタウンのレストラン街にいったことがあった。

そのときに、ちょっと洒落たレストランに入り、僕が注文した料理は

 "Catfish"、つまりナマズである。

Catfishこと、ナマズはあまり、くせのない白身の魚で、それなりに十分な大きさもある。

待つこと10分、テーブルには綺麗な、きつね色になったナマズのムニエルが出てきた。

このように、アメリカでは、ナマズはそれなりに普通の魚料理としてリストに載っているように思っている。

が、日本ではあまりナマズを食べるという話は聞かない。

ナマズは日本各地の川や湖に住んでいるごく一般的な淡水魚であるにもかかわらずである。

僕は先週、近所の川で30センチもあろうかという大きなナマズを目撃したくらいだ。

日本人は、アユはもちろん、ドジョウは柳川にして、コイは洗いにして、フナはなれずしにしたりしていろいろな川魚を食うのにどうしてナマズ料理というのはあまり有名でないのだろう?

それとも僕が知らないだけなんだろうか?


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2009/07/20

アイスランドと冷凍食品

あるとき、コンサルのM君がこんな話をしてくれた。

「アイスランドのスーパーに行くとですね、冷凍食品にしか売っていないんですよ」

「アイルランド?」

「アイスランドです。」

「普通の野菜とか、全然ないの?」

「ないんです。」

「なんか野菜とかあるでしょ。」

「だから、野菜の冷凍食品はありました。」

「うそぉ~」

「ホントです。

 だから、かの地ではきっと冷凍食品のみで生きてる人がいるんですよ、きっと。」


にわかに信じがたい・・・・この話。

ホントかこれは?



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2009/07/19

ガイジンは兼任しない?

あるとき会社のDさんと話をしていた。Dさんがこんなことを言う。

「このまえ、ガイジンと話をしてたんだけど、

 『兼任』っていう話が通じなくてさ、結局わかってもらえなかった。」


「ないんですか、兼任って?」

「少なくとも欧米にはないらしい。」

「えーっ、ホントですか?」

「だから、兼任の説明をしたんだよね。

 同じ人が二つの役職に同時につくことだ、って。

 そしたら、『日本人は一人で二人分の仕事をするのか?』って言われてさ~

『そいつはスーパーマンだなぁ』なんて言われちゃったんだよ。」


「・・・・・」

「まれに、3つの役職を兼任っていうのがあるって言ったら何と言われたと思う?」

「なんて言われたんですか?」

「じゃあ、給料も3倍もらえるんだな、社長よりも高給取りになれるなぁ、はっはははっ、って」



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2009/07/18

高速道路を美しく

シューカツをしていたころ、僕は一度、ある高速道路に関係するお役所の面接を受けたことがある。

面接には、僕のほかにもう一人やや小太りの黒ぶちめがねの濃い男〔以下、勝手に「ツタ男」と呼ぶ〕が来ていた。

さて、面接室には、ツタ男と僕の二人が同時に呼ばれて入り、中には若くてシャープな感じの面接官の男性が一人いた。

面接官殿はまず書類を見ながら、ツタ男の面接をはじめた。

「なるほど、東京大学で、△△文学をご専攻されているんですね。」

ツタ男がたどたどしく答えた。

「・・・はい。そうです。」

「ところで、高速道路についてどんなイメージをもっていますか?」

すると、ツタ男はちょっと考え、そして不器用そうにこう言った。

「高速道路は・・・、醜いと思うんです。。。」

この男、とても世間ズレしていないか、そうでなかったら余程の大物に違いない。
高速道路関連の仕事をしようと応募して、その面接に来ている学生は、普通はこんなコメントはしないに違いない。

それとも、絶対に落とされない東大の自信がなさるワザか?

面接官殿はまったく表情を変えずに質問を続けた。

「醜い、それはどういう意味ですか?」

「えー・・・・、街の中に、コンクリートの高速道路がむき出しで走っている、というのは全然美しくない、と思うんです。」

「なるほど・・・。その『醜い高速道路』について、あなただったら、どのように変えたいと思いますか?」

彼はちょっと天井を見て考えながら答えた。

「あのー、えーとですね。私だったら・・・・、

 例えば、高速道路には、一面にツタを這わせたりしてですね、少しでも美しくしたいと思うんです。」


横から聞いていて僕は、高速道路にツタを這わせたら、錆びたり、根っこがコンクリートにひびを入れたりして、問題になるに違いないと考えたが、ツタ男の頭の中には「美」という絶対基準が優先しているようだった。

その後、ツタ男がどうなったのか知る由もないが、彼が面接に受かったのは間違いない。

だから、僕は今でも高速道路を見ると、いつの日か、あのときの男が醜いコンクリートにツタを這わせて美化してくれるに違いないと、心待ちにしているのである。


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2009/07/17

肥満の推進に反対するフランス人

あるときのこと。

フランス人エクスパットのAを会議に呼び出して、彼がやってきて席に座ったところで、キャンデーの入ったカゴを差し出してみた。

すると彼はあまり機嫌がよくなさそうにこういった。

「キミはワタシの肥満を推進しているのかね?」

仕方がないので僕はこう答えた。

「いいえ。私はアナタとのスムースな会議を推進しています。」

するとフランス人Aは、

「そうか、わかった」

というなり、がばっとキャンデーをつかんで口の中に放り込んだ。


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2009/07/16

ニューヨーク・クロイスターズにたどり着けない

友人Yのアパートに居候しながら、ニューヨーク見物をしていた僕はふと、

「マンハッタンの北の端にとても静かで素晴らしい美術館がある。」

と、以前友人Kに勧められていたクロイスターズに行こうと思い立った。

地下鉄Aで北に進み、もう少しで海をくぐってブロンクスという190丁目の駅で地下鉄からホームに降りた。

ニューヨークの地下鉄は、フィラデルフィアに比べると明るくて、人もいっぱいだ。

車掌が列車の真ん中にして、前・後とに分けて別々にドアを閉めるのが印象的だ。

とか、思いながらあまり何も考えず人々の後ろに続いて、改札を通過。

後から考えると、これが失敗だった。

地図を一瞥してクロイスターズの位置を確認してから、階段を上がると、南北に延びる大通りに出た。

この大通りをちょっと北にいって西に行けばいいのだが、いくら北に歩いても西に曲がる道は一本もない。

道がない、というよりも大通りの西側はずーっと、高い30mもある高い崖が続いており、とても登れるような地形ではないのである。

「いったいどうなっているんだ?」

北がダメなら、と南にも歩いてみたが切り立った崖が続いている。

しかし、立ち読みした情報ではクロイスターズの最寄り駅は190thで間違いなかったはずだ。

「うーむ・・・・」

僕は駅に戻って、改札の外にある簡単な地図をにらんで考えた。。。

こんなに近いのにタクシーに乗らないといけないのか?

いや、でもタクシーでもあの崖は登れないはず・・・。

ふと、思いついた。

「あっ!!」

190th駅には別の改札があるんじゃないか???・・・。

、その別の改札は崖の上に出るようになっているに違いない。

あるかどうかわからない別の改札に行くためにわざわざ地下鉄に乗らないのにトークンを買う・・・。

僕が思案している横に黒人青年が4、5人やってきて、ひょいひょいと改札をジャンプして乗り越えていった。

10分後、僕はNYC Subwayの黄土色のトークンを買い、改札を通過して駅の中に入った。

絶対に別の改札があるはず・・・・

と探すと、エレベータに乗ってあがる、別の出口を発見!!

エレベータを上がった別の出口はクロイスターズに直結。そして、断崖によって世間から隔絶されたクロイスターズは静かで、紅葉もあり、すばらしかった。

ニューヨークで時間があれば、ぜひ行ってください。

でも、くれぐれも改札には気をつけて。


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2009/07/15

ハギスを食うオランダ人

あるときに英国人ABにある田舎料理店につれていったもらった。

僕はふらふらになりながら、車を降り、ABについて店に入った。

 (なぜふらふらなのかは、直進・ブレーキ・半周 !!)

「ここの料理はなかなか良いのよ」

さて、このメニューには「ハギス」なる料理があった。

同行していた日本人Mさんが教えてくれた。

「ハギスっていうのは、羊の内臓と血を固めた料理よ」

うーむ。。。羊の内臓と血を固めた、だと・・・。

それって、かなりクセがありそうだが、うまいのか?

そこにオランダ人Hがやってきた。

「ハギス? やめとけ、やめとけ。 そんなものを食う必要はない!!」

「ああ、そう!?」

必要はない、なんて言われ方をされ、僕はわざわざ食うこともなかろうと思い、普通のステーキを注文。

さて、料理が届き始めると、日本人Mさんと、僕にやめとけと言った当のオランダ人Hの二人にハギスが届けられた。

なんだ? Hは人には勧めないくせに自分は食うのか?

ホテルに帰ってから、日本人Mさんが嬉しそうに話しかけてきた。

「ついにハギスを食べましたよ!!

 料理好きの英国人ABからは、羊をさばくところから料理方法も教えてもらっちゃった。」


かなり嬉しそうなのだが、どうも料理がどうこうというよりも通過儀礼を終えて喜んでいるような感じだ。

そして、ついにMさんからは

「ハギスはうまかった」

というコメントは出なかったのである。

どうなんだろ、ハギス(haggis)?



ウィキペディアによるハギスの説明


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2009/07/14

ニューヨーク・アパート隣人に苦情を言われる

あるとき僕は休みを利用して留学寮を抜け出して、マンハッタンに住む日本人の友人Yのアパートに一週間ほど転がり込んだ。

Yはニューヨーク、しかもマンハッタン内に住んでいた。

どうも彼には留学するにあたり、マンハッタンにアパートを借りて一人暮らしをするという夢というかこだわりがあったらしく、観光気分の僕には都合がよかった。

そこで、僕は一週間の間、昼間は一人でニューヨーク観光をし、夕方に彼が部屋に帰ってくるころを見計らって、彼のアパートに戻り、一緒に夕食を食い、夜は毛布一枚を借りて板張りの床に直接寝る、という生活を繰り返した。(季節は夏だったのだ)

僕は今はなきワールド・トレード・センターに行き、ついでに、短い長さ20m(?)もないような、かのウォール・ストリートを一瞬のうちに通過。

そして、China town, Little Italy, Essex, Harlem, Little Hungryのようなエスニック・タウンを毎日見物してあるいた。

その金曜日のこと、家主の日本人Yは別の日本人Kも呼んできて、三人で食事をすることにした。

実はもともと、この三人は同時に成田を出発して留学を始めたのだ。

今はYもKもニューヨークで一人暮らしをしている。

Kが飼ってきた安ワインを飲みながら、盛り上がるのは当然、留学先での日本人共通の

「アメリカ人はおかしい」

という日本語会話。

一人暮らしの彼らは普段の会話が少なく、ストレスがたまっているようで、飲むにつれ、YもKもよくしゃべった。

そのうちに、どんどん声が大きくなり日頃のうっぷんを晴らす深夜までの大騒ぎ。



翌日、僕が昼間の観光から帰ってくるとYが開口一番にこう言った。

「アパートの廊下で隣のおじさんに文句言われたよ」

「やっぱり!? かなり騒いだもんね」

「でも、かなり穏やかな言い方されたんだ。」

「なんて?」

「今度、お友達が来るときには静かにしてくれって」


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2009/07/13

ジーンズで英国結婚式に出た日本人の話

オランダ人Hはおちゃめな男である。

一応、それなりにエライポジションについているはずなのだが、仕事以外のすべての会話でおちゃらけてくる感じ。

ある出張先の英国のオフィスのオランダ人Hにあうと、突然彼は僕が日本人であることを思い出したらしく、こんな話を始めた。

「知り合いにある日本人がいたんだ。

 あるときに彼は、こっち(英国)に結婚式に参列するために日本から飛行機にのってきたんだけど、

 トランジットで、荷物(トランク)がどこかに行ってしまって、

 結婚式用に用意したきちんとした服が時間に届かなかったんだ。」


「へぇー。で、彼はどうしたの?」

「彼は結局、そのまま着てきたジーンズで結婚式に参列した。

 荷物がどっかに行っちゃってジーンズしかなかったからな」


「ふーん」

実は彼との会話はこれで終わりなんだが、これについて僕はどう解釈すべきか悩んでいる。

これって、彼の小話か?

それにしてはどこで笑っていいのかわからない・・・。

それとも、ジーンズで結婚式に出るのは礼儀知らずだ、と同じ日本人の僕を暗にせめているのか?

いろいろ考えすぎかなぁ・・・。


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2009/07/12

英国カフェテリアでのフランス人の一言

あるときに、出張先・英国のカフェテリアでフランス人Vと一緒にランチを取ることになった。

僕から見たらかなり立派なカフェテリア。

食材いっぱい、種類もいっぱい。

スープにサラダ、パンもいろいろ。メインも煮込みあり、ステーキあり、カレーありの豪華なラインナップ。

ついついいろいろ取りすぎて、ちょっと多すぎたかなぁと思いながらテーブルに着くと、先にフランス人Vがごく少量のデザートのみトレイに載せて座っていた。

僕がちょっとびっくりして

「デザートのみじゃない!?

 パンも、野菜も何もなし?」


と聞くと、彼女は心底残念そうに首を振りながらこうつぶやいた。

「そうなのよ~

 ここにはちっとも、アトラクティブなものがないのよねぇ~。」


ああ・・・

なんというか・・・

さすがはフランス人・・・

僕はワクワクしながら、いろいろな料理を取ってきたのだが、なんだかいっぺんに盛り下がってしまったのだった。



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2009/07/11

「英国人はどの菓子が好きかゲーム」

あるとき、英国からビジターとして英国女性Rが日本に数日やってくることになった。

そこで、迎える日本側の僕ら数人は相談して、あるささいなゲームを企画した。

題して

「Rはどのお菓子が好きかゲーム」

僕らはそれぞれ、やや通常とは異なる、そしておそらく日本にしかなさそうなお菓子を一つずつ購入。

会議途中にその全種類を入れたカゴをまわして、Rがどれを食べるのか、あるいはどれが好きかを帰るときに聞き、Rが選んだお菓子を用意したものを勝者にするという趣向である。

エントリー
 ・塩キャラメル
 ・かみなりおこし
 ・梅干し飴
 ・味付き昆布


いずれも個別包装のものである。

さて、この四種をカゴに入れるとかなり異様な感じだし、ちょっとかわいそうになってきたのでフツーのチョコも混ぜておいた。

さて、会議の合間にこのお菓子のカゴを回したり、勧めたりして3日間経過。

しかし、Rは僕らがこうしたことをやってることを知りながら、フツーのチョコのみを食べ、変わったお菓子にはただの一つも手をつけなかったのである。

つまり、

結果; 全員敗退。勝者なし。

あーあ、つまらないなぁ。

やっぱり英国人には食に対する興味がないのかぁ・・・。


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2009/07/10

イスタンブール・ドルムシュに間違えて乗る

イスタンブールには、旧市街歴史地区の北側と新市街方面との間に「金角湾」という海があり、その間にはガラダ橋という橋が架かっている。

新市街側の船着場・カドゥキョイにいた僕は、旧市街に戻るのに、橋を歩くのは面倒くさいので船(ドルムシュ)に乗って渡れないか、と考えた。



せっかく来たのだがら、来たのと同じ道ではつまらないし、いろいろやってみようというわけだが、実はこれが大きな間違いだった。

イスタンブールでは船・ドルムシュで通勤している人が少なからずいるらしい。

チケットの替りにビレットと呼ばれるコイン(というよりトークンというべきか)があり、ビレットには碇のマークが刻印されていた。

夜8時半。ほぽ満員の船・ドルムシュが出港。

霧もやの中から、オレンジ光の街灯で旧市街が浮かび上がる。

おや、船がどんどん岸から離れていくぞ!!

旧市街の港・エミノニュに行くつもりだったのだが・・・・。

たまたま隣にいたトルコ人のおじさんを捕まえて聞くと、この親切なおじさんはひたすら熱く、激しく説明してくれた。

「いいか君たち!!

新市街・カドゥキョイを出発して、旧市街・エミノニュに行く船・ドルムシュは存在しない!!

 よく覚えといてくれ!!」


「わかった。

 で、ところでこの船はどこに向かっているの?」

「この船の行先は、カディキョイだ!!」

船はそろそろボスポラス海峡の真ん中に差し掛かっていた。

「???

この船は、新市街のカドゥキョイを出発して、どこに向かっているの?」

「カドゥキョイを出発して、エミノニュに行く船はない!!

 これは、カディキョイ行きだ!!」


地名が頭に入っていないので混乱していた僕だったが、少し飲み込めてきた。

「この船は・・・・『カドゥキョイ』から、『カディキョイ』に行くんだね?」

なんて紛らわしい名前なんだろう。

「その通りだ。

 カドゥキョイを出発して、エミノニュに行く船はないのだ!!」


「それで、『カディキョイ』っていうのはどこ?」

するとおじさんは、船の進行方向を指さした。

「あそこだ!!

 あれがカディキョイだ!!」


船はボスポラス海峡をほぼ渡りきり、海峡東側の港、つまりアジア側の陸地に向かっていた。

イスタンブールにおいて、船・ドルムシュを使って通勤している人たちというのは、つまりアジア側に住み、船でヨーロッパ側に通う人々のことだったのだ。

接岸する間もなく乗客たちは慣れた様子で、降りて行った。

船から岸壁に降りると、例のおじさんが寄ってきてこう言った。

「いいか!!

カドゥキョイを出発して、エミノニュに行く船は存在しない!!

カドゥキョイから、エミノニュに行くには、ガラダの橋を渡るんじゃ!!」





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2009/07/09

インタンブール・ロカンタはどんなところ?

アヤソフィア、地下宮殿と見物をして歩き、昼食のためにトルコ食堂・ロカンタに入った。

ガラダの塔周辺はなぜか電気屋ばかりが並んでいる。イスタンブールの秋葉原といったところか。


そして、このロカンタでは英語は通じなかった。

マネジャーらしきおにいさんが入ガラス張りの冷蔵庫を丁寧に指さして料理を選ぶように示してくれた。

冷蔵庫の中には、いろいろな具の刺さった串が並んで入っている。

チキンと、細長いピーマンのような野菜が交互に刺さった串を指さして注文。

一連のやりとりを、レジ係のにいちゃんが座ったまま動かずぼーっとこちらを見ていた。

席に戻ると、特に注文もしていないのだが、かごいっぱいのパン。

パンを食うのは当たり前で、客はおかずの種類を選んで注文するということなのだろう。

いつも思うのだが、このパンの量は異様に多い。

「さっきのアヤソフィアの天井ドームのマリア様の存在感はすごかったねぇ~。」

「私は、それより、二階のひげ男がよかったよ。」

二階のひげ男とは、モザイクのジーザス・クライストのことである。

後日、モザイクをやっている知り合いに聞くと、金色のモザイク片というのはガラス棒の間に金箔が挟まっているものをモザイク配置しながら砕いたものであるらしい。

そうこうするうちにマネジャーさんがチキン・カバブをもってやってきた。

カバブは、串から外されて、ばらけた状態で皿にのって出てきた。

熱くて、ちょっとスバイシー。

ここはロカンタ。

妙にまじめなマネジャーさんが丁寧に愛想よく働き、

席から離れない別のにいちゃんが座ったままレジのみを行い、

そして、客がいるのにまったく働かないウェイター(立っているだけなのだ!!)

それから、客から注文を受けて外の専門店からチャイをお盆にさげて運んでくる仕事をする出前係の少年。

でも、なぜかウェイトレスは、いないんだなぁ~




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2009/07/08

イスタンブール・ブルーモスクの伽藍配置

アンカラからやってくるとイスタンブールの町は全然大きく人もいっぱいだ。

まずは観光客らしくブルーマスクに行ってみることにした。

このモスクは名前に反して別に青くない。外から見るとグレー・モスクである。


お椀を伏せた形の本堂の周りに尖塔(ミナーレ)が6本見える。

6本というのは、どういう配置なんだ?

モスクの伽藍配置?として、尖塔が2本のときには本堂(?)の左右に一本ずつ、4本のときには、本堂の正面・後ろの左右に2本ずつで4本というのが普通だ。

2本のとき--------------------------------------------------
        

  本堂  
 
◎    ◎ 


4本のとき--------------------------------------------------

◎    ◎ 

  本堂   

◎    ◎ 


ブルーモスク(6本)------------------------------------------

本堂の周りに6本囲んでいるのではなかった。

◎    ◎    ◎

  本堂   中庭

◎    ◎    ◎

----------------------------------------------------------

本堂には靴を脱いで入ることになっていた。中には赤い絨毯が敷き詰められている。

タイル装飾された天井は高く、中の空気はひんやりしていた。


礼拝方向を右手に通過して出口に達すると、するどい目つきで寄付をせまるおじさんがいた。

「なんだか、日本の有名なお寺に行くのとあまり変わらない感じだ。」

外に出てしまうと、ブルーモスク周辺は物売りだらけだ。

白と赤の派手な服装に、大げさなほど大きなポットをもったチャイ売りのおにいさん、とか、

片手で笛を吹きながら、横目でこちらを見ているお土産屋さん、とか。。。。

そこに帽子売りがやってきて、僕らに声をかけてきた。

「コレ、1ドル!! タダ、タダ!!」

誰か奴に日本語の「タダ」の意味をちゃんと教えてやってくれ。

1ドルも払わなくていいのを日本語で「タダ」というのである。



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2009/07/07

七夕には食べ物がない!?

たまには日付に即した話題を。

あるときコンサルのM君とランチを食べながら会話をしていると、M君がこんなネタを振ってきた。

「七夕って、なにか、その日に食べる食べ物ってありますか?」

不意を突かれた僕は、考えながらしばし沈黙。

「・・・・」

「ないですよね!?」

「・・・・うーむ、確かにないね」

「七夕に何かあれば、絶対コンビニに出てくるから気付くんですよ!!」

いやいや、そこでコンビニを出さなくても・・・。

「七夕って、小学校以来、何か特別なことをしたことがないような気がするね。」

「じゃあ、何か七夕にあったらきっと売れますね!!」

「うん、そうだね」

「・・・じゃあ、金平糖!!」

「なんで、金平糖?」

「織姫と彦星につなんで、星形の食べ物がいいかなぁ、と思って。」

「金平糖って、ひなまつりに食べなかったっけ?」

「そうでしたっけ?」

「それにさ、イマドキさすがに何かストーリーがないとダメでないの?

どっかの地方ではこんな習慣があって、コレを食べますみたいなやつ・・・」

なんか七夕にふさわしい食べ物はないんだろうか?


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2009/07/06

失礼な日本人へのガイジンの対抗策

ある日のこと。

日本に留学生として滞在しているフランス女性Sと会話をしていると彼女がこんなことを言い出した。

「この前電車に乗っていたら、周りにいた日本人のおじさん二人が

 『うわっ、ガイジンだぁ』

 って言って、それからワタシのルックスとかしゃべりはじめたの」


「それはひどい!!」

「日本にいるんだし、ワタシが日本語を少しは理解する、とか想像できないのかなぁ・・・」

ちなみに、彼女は慣用句まで理解できるレベルに達しているもっとも日本語のできるガイジンであり、少しできる、という程度ではない。

「じゃあ、そういうときは何か言ってやれば?」

「そういうときには日本人は何といいますか?」

聞かれてみて、ふと戸惑う。あんまり適当な言葉が思いつかない・・・。

「・・・・・バカ・・・とか?」

さっそく彼女がやってくれた。

「バカ!」

うーむ、どうもいきなり言うには電車のシチュエーションにうまく合わない。。。

しかも、もっとどぎつく相手の失礼をとがめたいのだ。

考えてみるとわかるのだが、日本語には日常的に使えるののしり語彙があまり多くないのである。

約5分後、僕がなんとか彼女に提案した対応はこういうものだった。

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まわりのおじさん

 「うわっ、ガイジンだぁ。鼻高いねぇ~」

彼女の対応

鼻を手で押さえて、

 「くさ!! くっさー」

と言ってそそくさと立ち去る。。。
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これなら、一応、彼女が日本語を十分理解した上で、不快感を示していなくなる、ということなるのだが、もっといい回答はあっただろうか?


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