2009/02/07

国連の投票権に不満あるインド人

あるときインド・カルカッタ出身のベンガル人、アーリジットが国連について語り始めた。

「僕は国連の投票の仕組みに不満があるんだ。」

「なんで?」

「国連は、一国に一票の仕組みだよ。それぞれ国別の事情っていうのがあるはずなんだ。」

「どういう意味?」

「インドっていうのは、そうねぇ、ヨーロッパみたいなものなんだ。

 民族もたくさんいるし、言語もたくさんある。

 それに面積だって、人口だって、いろいろな歴史だってヨーロッパに匹敵する。

 今はたまたま国が一つなだけだという理由で国連で一票しかないのは不公平だ。」


まあ、彼のいいたいことはわからんでもない。

「じゃあ、何票あればいいんだ?」

「まあ、最低10票はあっていい。」

10票の根拠はよくわからないが、民族の違う州の数とかいいだして新ルールを作るとすると、ヨーロッパの場合、ベルギーは2票に増え、オランダは3票に増え、英国は4票に増えてしまったりして、結局、アーリジットの目指す是正は果たせないような気が・・・。



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