2009/02/26

扶余・落花崖にホイッスルで注意される子供達

韓国・大田(てじょん)のバスターミナルで扶余行きのバスに乗った。

そういえば、亡きじいさんは大田(てじょん)のことを「だいでん」と呼んでいたのを思い出す。

で、百済ゆかりの扶余に到着。

ここでは、扶蘇山という山があり、観光名所となっている。

山に登り始めると、後ろから

 ピピピピー

とけたたましいホイッスルの音。

振り返ると、ブルーのジャージを着た小学生高学年くらいの集団がやってきた。

 ピピッピー

ホイッスルを吹いているのは、明らかに先生だ。

 ピピー、ピー

道をそれている子供とか、他の子にいたずらしたりしている子供を見つけると、

先生は無言のまま「ピピッピー」とホイッスルを吹いてその子を指差して、

注意しているのだった。

がやがやした子供たちと、無言でホイッスルを吹き続ける先生。

確かに先生は怒鳴らなくてもいいのかもしれないけど、ちょっと違和感。

そうこうするうちに、落花崖に到着。

確か、百済滅亡の際にこの崖から、女たちが100メートルも下で蛇行している川に飛び込んだ姿からそういう名前になったと書いてある。

日本でいうと壇ノ浦という感じか。

僕は川の下をのぞき込んで落花の想像をしようと思ったのだが、

落花崖ではいつまでもホイッスルの音が響き続けていたのだった。


ここで韓国旅行シリーズ一旦終了

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