消費税・付加価値税っていうのは、その国の国内での消費に対してかかる税金、とコンセプト的には決められれている。
じゃあ、「消費」ってなんだ、ってことになると、実務はこんなことでいいのか、と思う。
先日、ヘルシンキ市内でお皿を購入し、免税処理のために梱包に封印のテープを掛けられた。
これは、コンセプト的には、もし封印をあけたら、フィンランド国内でそのお皿を使った・つまり、消費したと見なすので、封印が開いているものは、旅行者が購入していようと、国内消費なので免税にはしない、ということなのだろう。
免税手続きのパンフレット上は、単に封印を開けてはいけない、かつ、還付のカウンターでは商品を確認する、などと説明が書いてある。
ところで、飛行場内で消費税・付加価値税の還付のカウンターは、セキュリティーと出国手続き後にしか行くことかできない。
つまり、税金還付対象の商品は、飛行機の乗るときの預け荷物としてチェックできないのだ。
〔手続き的には日本に帰ってから、何らかの書類を送ったりして取り返す方法はあるかもしれないが・・・〕
僕は仕方なく、購入した皿を飛行機に持ち込む荷物に入れ、免税カウンターに行った。
「ハロー。このレシートです。お願いします。」
すると、免税カウンターのお姉さんは、商品を見せろと言うともなく、レシートのみを見て、計算機をたたき、30秒後には僕の手元にわずかなお小遣いが渡されたのだった。
なんだよ~。
商品チェックがそんなにコンセプトから来た形式的なことになり下がっているのだったら、「商品見せろ」なんていう建前をパンフに書くのはやめてもらいたい。
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