外資企業の会議にあって、普通の日本企業の会議にありそうでないのが「ブレインストーミング」であるように思う。
ブレインストーミングってやつは、バックグラウンドが異なるメンバーを混ぜて行うことで、より目的を達すると思うのだが、日本企業では部門をまたがっていろいろなメンバーを混ぜて意見を募ってもなかなか本当の「ブレインストーミング」にはならない。
いわく、
・部署としての意見をまとめてから言わないと・・・とか、
つい考えてしまうし、それに、同じ部門から上下関係のある人間を複数集めた場合には
・あいつはオレに確認せず、あんなことを言いやがった、とか
余計な配慮が染みついているので、本当の「ブレインストーミング」にはなかなかならないのだ。
これって、理屈の上では、
「今日はブレインストーミングですから、自由に意見を言ってください」
と言えば良いのだが、そうはイカの塩辛。
このさじ加減ははっきり言って
「今日は無礼講です。」
と言っているのと同じで、最初に宣言したからってやっぱり勝手な発言は許されないのだ。
日本企業で管理職以上になってから、後で外資に移ってきた人々はどうもこの手のズレを克服できない人が多く、外資でのブレインストーミング的な会議が鬼門になっているような気がしてならない。
面白いと思えたら、クリックお願いします
0 件のコメント:
コメントを投稿