あるときビジターとして日本にやってきたペルー人女性Lと英国人男性Mを昼食のためにレストランにつれていった。
ウェイター氏がやってきて、3人にメニューを置いた上で、ペルー人女性Lのみにパウチっこした別メニューを追加して置いて僕らの注文を待っている。
英国人男性Mが好奇心からか僕に聞いてきた。
「ねぇ、彼女にだけ来た別のメニューはいったい何?」
まあ、当然の疑問かもしれない。でも、僕には一見してわかっていた。
「それは、女性専用メニューだって」
Mが文句を言った。
「じゃあ、僕はそれを注文できないわけ?」
「残念ながらね」
ペルー人女性Lは特に怒った様子もなく普通にさらりと言った。
「女性差別だわ」
「でも、普通のメニューは全部注文できるから女性の方が、男性より選択肢は多いよ」
「・・・でも、なんか差別的ね」
すると横で待っていたウェイター氏、僕らの会話を理解したらしく、日本語で僕にこう言ってくれた。
「あのぅ~外国人のお客様ですから、他のお客様に内緒にしていただけましたら、特別にそちらの男性の方も女性メニューをご注文いただいて結構です。」
いやいや、ウェイターさん
そんなこと説明したら、今度はその特別扱いがガイジン差別だっていわれちゃうじゃないですか。
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