「ここの朝食はほんとにいいよな。ユースなのにハムもあるんだな。」
「うん。」
確かにここはパンは当然としても、ビュッフェ形式で大皿にハム、チーズ、フルーツがふんだんにある。
まあ、野菜は全然なかったけど。
「日本人か?」
「ああ、日本人だ」
すると男は勝手にどんどんしゃべり始めた。
「オレはリオ・デ・ジャネイロから来た。
日本のことはいろいろと知っているぞ。
Mazdaとか、Panasonicとか・・・・。
日本製はみんないい。
それからそれから、『すし』、とか、『さしみ』とか。。。
あ、実はオレは『すし』も『さしみ』も食ってないだ。
どうも見ただけでダメでね。」
「・・・そう」
「実はオレのカメラも日本製なんだ。
けどな、昨日、カメラは故障したんだ。
日本製だし、これはお前のせいとも言えるな。」
もちろん冗談のトーンで話をされているんだけど、
初対面の男にカメラの故障がお前のせいと言われたのは今でも覚えている。
面白いと思えたら、クリックお願いします


0 件のコメント:
コメントを投稿