2008/09/30

ミソくさい・キムチくさい

日本人ヨシコの住んでいた留学寮のスイートでは、他にも日本人がいたのだが、その子は、共用の台所に味噌をおいていたところ、他の西洋系住人からクレームをつけられていた。

つまり、

「味噌がくさい」

というのである。

日本人としては、味噌にあまりにおいがあるとは思っていないが、なれない人間にはくさいらしい。

さらに、そのスイートでは、別の韓国人が

「キムチがくさい」

と言われて責められていた。

確かに、僕も韓国人がいるスイートに入ると、ブツが見えなくても「あっ、キムチのにおいがする」、と感じたことがある。

だから慣れない食品がくさいというのはわかる反面、だいたいそういうのは住んでいる人の間で、仲良くコミュニケーションしていないケースが多かったように思う。

->韓国人激怒「炊飯器ペッパー事件」に続く


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2008/09/29

早期隠居の夢を語るハーバード学生

ある日のこと。
ジューイッシュ・アメリカンのポールの車に何人か相乗りして、フィラデルフィアのサウス・ストリートにあるバーに行ったことがあった。

テーブルが話し込むうちに、うち一人がハーバード大学生であることが判明した。

酒がすすむうちに、ハーバード君は大変饒舌になり自分のキャリアプランなるものを語ってくれた。

「来年、僕は卒業したら会社を興すつもりなんだ。」

「ふーん」

「そして、僕の目標はだね、35才までに5億円を稼ぐことだ。」

「なんで5億円?」

「5億円あれば、もう生涯年収を達成だ。だから、35才で仕事から引退できる。」

「そんなに早く隠居して何するの?」

「決まっているじゃないか。船とかに乗ってゆっくり世界旅行に出かけるんだ」

僕はこの話を異次元のものとして聞いていた。

そもそも「早期引退」を目標にがむしゃらに仕事をする、という勤労感は僕の思いつく範囲にはなかったのだ。

で、今これを書いていて思うこと。

ハーバード君の人生目標が世界旅行なんだったら、彼は、35才までに金を稼ぐなんてことに関係なく、卒業前に一回世界旅行に出発すれば、それでいいんではあるまいか?

その後、彼がどうなったのかは知る由もない・・。


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2008/09/28

英語サークルに行ったら、クリスチャンの会だった

昔、学生だったころ、ふと、ある英会話サークルの貼り紙に引かれて、そのサークルの会合に行ってみたことがあった。

行ってみると、みんなとても良い、礼儀正しい人たちばかりだった。

で、来週、合宿をするから来ないか、と誘ってくれたので行ってみることにした。

その合宿に行ってみると、起床は朝6時。。。。

うーんなんでなんだ?? と思いつつ、朝食に行ってみると朝寝坊しても良さそうな子も全員バッチリそろっていたのだった。

で、英会話の練習して・・・・そのあとの午後。

「午後からは、聖書のことを学びましょう」

あまり詳細に覚えていないが、聖書に書いてある考え方について、いろいろな質問がされ、答える人がいた。

そして、その後のこと。

「今日は△△さんの証しを聞きましょう」

「あかしってなんですか?」

「証しっていうのは、イエスさまの存在を感じられたときの体験をお話しすることです。」

「・・・・・」

で、ごく普通のケバい女子大生△△さんが、15分にわたって彼女の「証し」をみんなの前で話してくれた。

「・・・そして、そのときに初めてイエス様が自分を見てくれているのだ、と感じられるようになったのです。・・・・」

このときに僕ははっきり理解した。

その人が信者かどうかっていうことは、聖書の文言をちゃんと覚えているか、とか、戒律ルールが守れているかどうか、とかではなく、この圧倒的な個人体験としての「証し〔あかし〕=Testamony」が、あるかどうかということのみが示すのだと。

聖書に興味がありつつも、とうてい「証し」を得られそうになかった僕は、その後サークルに行かず(行けず)、また彼らからも二度と誘われることがなかったのはいうまでもない。


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2008/09/27

袖の下で中国戸籍をとる方法

中国・蘭州出身のウェンさんは今は日本にいるのだが、最近3人目の子供ができたらしい。

「おめでとうよかったね」

「うん、でも国籍をどうするのか良く考えないと。」

「なんで?」

「中国は一人っ子政策だからね」

「一人目はアメリカの大学に留学しているときに生まれたから、アメリカ国籍をとってある。二人目は中国での『一人目の子供』として国籍をとってある。三人目はなにか考えないと。日本で生まれたからって、日本国籍にしてくれないからね。」

「戸籍ないとどうなるの?」

「まず中国に戻ったら、学校に行けない。」

「まずいじゃん。どうすんの?」

「罰金払うか、袖の下か・・・・」

「わかった。袖の下の方が罰金より安くすむんでしょ。でなきや、わざわざそんなことしないもんね。で、袖の下はどうやってやるの? オフィスに行って『はい』って渡すの?」

「だめだめ。オフィスで直接そんなことしちゃだめなんだ。まず、その係りの人の自宅にこっそり出かけていって、しかも本人に直接じゃなくて、その人の奥さんとかに渡すんだ。」

「ふーん、それでそれで。」

「で、その翌日とかにオフィスに行って、その人にわかるように"○○"といいます。実はこれこれの状態なんですがよろしくお願いします、って頼むとやってくれる。」

うーん。しかし、一般市民であるはずのウェンさんが「袖の下」のやり方とプロセスをこれだけはっきりわかっている、というのはどうなんだろ。何かやるときの常識なのかな。


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2008/09/26

「NHKは偏っている」と責められる

あるとき、留学寮で知り合った中国人も含めて数人でバーに行き、いろいろな雑談をした。

しばらくして、酒がまわったころ、その中国人が僕に話を振ってきた。

「どうしてNHKはあんなに報道が偏っているのだ?」

「そうかな?」

その頃、僕の留学寮の部屋では、帰国した他の日本人が置いて行ったテレビはあったが、そもそも日本語の放送はなく、確か週に1回、NHKが流す英語ニュースを見られるだけだった上、それさえあんまり見てなかったから、全然ピンとこない。

「NHKの報道が偏っていることは認めるだろ?」

「・・・なんで」

いつの間にか彼の口ぶりは、僕がNHKの偏りを認めない限りは僕を文明人と認めないかのような雰囲気に変わっていた。

「中国の報道はニュートラルじゃないから、NHKがちゃんと報道しなかったら、誰がアジアのことをちゃんと報道するんだよ」

結局、彼が何の報道についてどうしてほしかったのかわからないままだったが、その日は海外にいる一人一人の日本人が、日本政府とNHKを代表しているように扱われることがある、ということを痛く味わったのだった。


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2008/09/25

日本の食事はおかずが少ない!?

山東省出身の徐さん、あるときにこう言った。

「思うんですけど、日本の食事はおかずが少ないです。」

「おかずが少ない?」

「中国だと、もっといろいろなものを食べるのですが、日本だと、ちょっとおかず食べて、ご飯食べて、
という感じでお腹は一杯になるんですけど、とにかく麺ばっかりとかで、炭水化物が多い感じです。」


「だから、中華バイキングが好きなんだ」

「そうです。それから、日本は野菜の種類が少ない。中国だと、もっと葉物の種類が多い。」

「葉物って?」

「チンゲンサイとか、そういうやつで、日本では有名じゃないやつがもっとイロイロあります。」

確かに、牛丼とかはご飯に対しておかずが
少ないといわれれば、間違いない。

ご飯の比率が高いっていうのは、マクロビオティック的にも正しい観察なのかな、
と思ったが、どうでしょうか?


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2008/09/24

「ぱっと」とか、「さっと」とか、なんですかそれ?

山東省出身の黄さんは、奥さんが日本人なのもあってかなり日本語が上手で、話をしていてもほとんど違和感がない。

あるときのこと。

「黄さんは、ホントに日本語に違和感がないね」

とほめると、黄さんは

「いや、そんなことないですよ。日本人みたいに擬音語は使えないです。」

「擬音語?」

「日本人はよく、『さっと』片付けるとか、『ぱっと』思い出すとか、言うじゃないですか。」

「うん、よく言うね」

「『早く片付ける』って言いたいんだったら『早く』って言えばいいじゃないですか?」

「確かにね・・・」

「それなのに『ぱっと』とか、『さっと』とか、なんですか、それ?・・・そういうのは意味よくわかないし、だから使えない」

黄さんは日本語一級を持つような、しっかり日本語を勉強しきった人である。

この彼のコメントは、理屈と勉強では越えられないものに対する、心の叫びのように感じられた。


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2008/09/23

ハローキティ人形を持って帰るフランス人

日本に出張してやってきたフランス人のビジター、サンネは3人の娘持ち。

なんでも、娘3人+奥さんも、み~んな、ハローキティが大好きらしい。

ということで、サンネ氏は最終日は会議もそこそこに切り上げて、飛行機に間に合うように奥さん・娘のためにハローキティ人形をお土産に買って帰りました。

彼は、結構エスタブリッシュメントに見えるんだけど、そんな彼までキティちゃんとはちょっとオドロキ。


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2008/09/22

イタリア独身男の「超」簡単スパ

留学寮のスイートにはしばらくの間、ダニーロというイタリア男が入居していたことがあった。

ある日のこと、僕がキッチンでくつろいでいるとダニーロが乾燥パスタの袋を片手に握ってやってきた。

「パスタを食うのか?」

と聞くと、僕の鍋を勝手に出しながら

「これからパスタを作って食う」

という。

これは見ものだ、と思った。

普通のイタリア男が腹をすかして食うパスタはどんなものなのか興味津津で見ていた。 以下、その衝撃のレシピ。

**********イタリア独身男の「超」簡単スパ**************************

・鍋にパスタを入れてゆでる

・完熟ホールトマトを空け、缶のまま縦にナイフを入れてトマトをカット

・ゆであがったら、鍋を傾けてお湯をこぼす

・パスタが残っている鍋にトマトを放り込む

・パルメザンチーズを振りかける

・鍋のまま、『めしあがれ』

**************************************************************

湯をこぼしているあたり、なにかインスタント焼きそばを見ているような錯覚にとらわれたが、とにかく、ダニーロは、チーズを振りかけて完成させると、そのあたりにあったフォークを取って、鼻歌を歌いながらパスタを鍋ごと持って部屋に帰って行ったのだった。

あの鍋は僕のなんだけどなぁ・・・。


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2008/09/21

小話をしてインド人を笑わせる

あるとき出張先の会議で同じような仕事をしているインド人男性の隣にすわることとなった。会議の休憩時間に雑談をするようになり、だんだんうちとけてきたので、こんな小話を作って話をした。

「この前、ボスの英国人エクスパットと話をしていて、会議で Aっていう内容が決まったって言われたんだ。」

「それで?」

「そのあとに、同じ会議に出ていた日本人幹部のところに行って、

   『A に決まったらしいですね』

   って確認したら、その日本人は

   『全然違うよ、Aじゃなくて、Bが決まったんだ』

 って言われたんだ」

「AとBは全然違う内容?」

「全く反対の内容。だから、ボスの英国人のところにもどって、

   『あの日本人は A じゃなくて、Bだって言ってましたけど』

 って、言ったら

   『何言ってるんだ、Bなんておかしい、Aに決まっている。』

 って言われたんだ。」

「それで、どうしたの?」

「今度は日本人のところに戻って

   『ウチの英国人は、Bなんておかしい、Aだって言ってましたけど。』

 って、言ったら、

   『オマエんとこの外人よくわかってないんだから、Bでなんとかしてくれる?』

 って言われたんだ。」

「それで、どうしたの?」

「また、ボスの英国人のところに戻って、

   『あの日本人は、やっぱりBだって言うですが・・』

 って言ったら、今度は

   『お前の仕事はメッセンジャーじゃない!!』
 」

インド人の彼はだんだん笑いはじめた。


「だから、

   『わかりました。』

 って答えたんだけど、そのあとボスは少し考えてこう言ったんだ。

   『違う意見があるなら俺のところに直接来い、と言え』

   『でも、たった今、お前はメッセンジャーじゃないって・・・』

   『いいから伝えろ!!』

 って。」

「で、そのメッセージを伝えたの?」

「もちろん。僕は優秀なメッセンジャーなんだ!!」

「ワーハッハッハ・・・」


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2008/09/20

テレまくる韓国人 Mr.So

どんな漢字なのかは知らないが、韓国出身の性が"So"という男がいた。

東洋人らしい、落ち着いた、大人な男性だったが、
彼の名字が"So"であることと、ちょっとシャイな感じであるがゆえ、

"So, Mr.So"

とか、言って振られたり、

"Just so so"

とか言われるたびに照れたような表情をしてくれるので、
みんなにからかわれまくっていた。



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2008/09/19

「日本語では英語よりも短い文ができる」という理屈

なんとない疑問がありつつ、どうもはっきり自分なりの結論が出せていない疑問に

「同じ内容を日本語で書くのと、英語で書くのとどちらが短いか?」

というものがある。

で、なんとなく思うには

「日常の普通の動作を表現する場合、漢字を使っている方が少スペースで済むことが多い」

という直感を持っている。

が、あるときにとあるアメリカ人男性にこれを述べたところ、彼は結論を保留して、たまたま同席していた中国人女性にさっとこの話題を振った。

「あなたは、漢字で書くと文が短くなると思いますか?」

台湾人の彼女は、あまり明確な答えをせず、ためらった上で

「・・・・・わからない」

と答えた。

すると、このアメリカ人は僕のこの考えをアメリカにやってきた外国人にありがちな「自国中心主義」によるコメントと受け取ったらしく、そのままこれを無視したのだった。

実は、このアメリカ人には下記のような理屈を言えばある程度納得してくれるだろう、と思ったのだが、そもそも僕自身があまり納得していないので、この件はそのまま流してしまった。

以下はその時に言わなかった「説得用の理屈」である。

***「日本語で書く方が英語で書くよりも短い」理由****************

1.コンピュータ上で、ひらがな・漢字はダブルバイトの扱いとなっている。

2.また、漢字・ひらがなの文字の種類の数はアルファベットの26文字に比べて、2千もある。

3.こういった理由から、日本語文の一文字が、アルファベット一文字に比べて多くの情報量を持つのは自明である。

4.したがって、英語と日本語で同じ内容を表記する場合、一般的に一文字あたりの情報量が多い、日本語のほうが少ない文字数で済むのはごく当然のことである。

*********************************************************


こういう説明を自信ありげにじっくり話すことで、ある程度の理解を得られるとは思うのだが、本当はこれは文字数が少ない理由であって、「短く書ける」という理由にはなっていない。

だから、もしダブルバイトの印字がアルファベットの倍あるのであれば、この説明は少スペースの理由にはならない。

ここで自分で自分の言っていることがわからなくなってきた。

そもそも「文が短い」ってどういうことなんだろう?


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2008/09/18

ウィーンで知らずに大皿ハムを注文する

パリからレールパスを使って、「オリエント急行」という寝台列車に乗り込み、その翌朝、僕は、ウィーンの駅に降り立った。

あまり腹もへっていないが、あまりやることもないのでとりあえずウィーンの駅前の、店内がほとんど無人の喫茶店に入り、朝ご飯を食べることとする。

が、出てきたメニューはドイツ語のみ。年取ったおばちゃんもドイツ語しかわからないようだった。

駅前に、店を構えながらなんということなのだろうと思いながら僕は必死でメニューを眺めた。

大学でドイツ語の単位を取ったはずなのだが、ほとんど全く身についていないので、何もわからない。唯一、次の二つのメニューが理解された。

直訳すると次の通り。
・大きなコーヒー (Gross kaffee)
・小さなコーヒー (Klein kaffee)

一ページしかないメニューを上から下に見ていくと、およそコーヒーと同じような値段のものばかりが並んでいる。コーヒーと同じ値段のものは、きっと何かの飲み物に違いないと判断した。

そうして見ていくと、メニューの一番下にコーヒーの5倍の値段のするものが一つだけあった。

スペル?  そんなものはわからないし、全く覚えてない。

とりあえず、店のおばちゃんに そのメニュー一番下のコーヒー5杯分の値段のするものを指差すと、おばちゃんはうなづいてくれた。まあ、これで何か食えるものが出てくるに違いない。

約5分後、おばちゃんは無言のまま、大皿を一つもってきて僕の前に置いた。

大皿には、種類の違うスライスしたハムがいっぱい、フグ刺しのように盛り付けられていた。

そして、ハム一周の真ん中にキュウリのピクルスが2本。

酒のつまみか何か知らないが、とにかく、コーヒー5杯分のメニューは、ハムの盛り合わせだったのだ。

僕は、あまり空いていないお腹に、飲み物もないまま、黙々とハムを一枚残らず押し込み、最後にピクルス2本を食べた。こうして食べたピクルスはかつてないほど美味かった。

ところで、あのおばちゃん、果たして僕のことを単なるハム好きのにいちゃんと思ったのか、それとも何か別のことを思ったのか? それは、今でもわからない。




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2008/09/17

"Diet Coke"がレストランにないのはなぜ?

あるとき、ビジターとして日本にやってきた英国人のカミラさんをつれて、とあるレストランにランチに出かけた。

ランチはまあ良かったのだが、食後に飲み物を飲むことになったとき、彼女がほしいといったのは
"Diet Coke" だった。

これはどうかなぁ・・・と思いつつ、おそるおそるウェイターさんに取り次いだ。

「あの~ダイエット・コーラはありますか?」

「・・・・・ダイエット・コーラでございますね。・・・・・・少々お待ちください。」

2分後に通りかがったウェイターさんをちらっと見たら、こうささやいた。

「ダイエット・コーラ・・・・もう少々お待ちください」

もしかして、わざわざ買いに行っているのか、とか期待をして待っていると、更に2分後、ようやく戻ってきた。

「申し訳ありません。普通のコーラはございますが、ちょっとダイエット・コーラはおいてございませんでして・・・」

あの待ち時間はなんだったんだと思いつつ、結局、単なるコーラを頼んだのだった。

それにしても、日本でジャンルを問わず、レストランに"Diet Coke" がメニューに載っているのはほとんど見たことがない。〔ついでにいうと発泡酒もおなじ〕
なぜなんだろう。

〔仮説〕 "Diet Coke" や 「発泡酒」 についての考え方 

-本音 ; 単なるマガイ物であり、家では飲むがお店でそんなものを頼まない
-建前 ; 味も内容も異なり、異なるTPOで飲み分ける別のジャンルの飲み物

まあ、世の中全体で、この本音を認めてしまうと発泡酒なんて単なる租税回避以外の何者でもないように思うのだが・・・。とにかくこういう内容で"Why"と聞かれると、あまりうまい説明ができずすぐ「やっぱり日本はわかりにくい」となってしまうのは何とかしたいものです。


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2008/09/16

Mr.USA

高校時代に、「うさ」という苗字の男がいた。

ネイティブの先生がやってくる英語の時間には、彼はヒーローだった。

なぜなら、彼は、

"Mr.USA" 

つまり、「ミスター・ユーエス・エー」として、ネイティブの先生に気に入られ、

当てられまくっていたのだった。


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2008/09/15

アメリカ男がびびった「ホタルの光」事件

クリスマスを迎えたころ、留学寮の中では人が閑散としてきた。
多くの人が家に帰るためである。

といって、全員がいなくなるわけではなく、
クリスマス前日・当日には僕も含めて、20人くらい残っていた。

で、ドミトリー主催でパーティーが催され、ターキー等クリスマスディナーが振舞われた。

なんだか、

「お前たち、クリスマスにドミトリーに残っているなんて可哀そう」

と言わんばかりの扱いだが、タダでターキーが食えるのは悪い話ではない。

で、みんなが満腹して打ち解けたころ、どうやって始まったのか、
全く記憶にないが、誰かクリスマスで、感謝の念でいっぱいになったのか、
なぜか「ホタルの光」を歌いだした奴がいた。

で、その場にいたバックグラウンドの異なる、欧州系、アジア系等ほとんどの人がそれぞれの言語の歌詞で歌に加わり、壮大な合唱になったのだった。

こんなに系統の異なるいろいろな人が共有していて、かつ、一緒に歌えていることに僕はとても感動した。

ところが、この場で一人のアメリカ男性いて、彼は唯一「ホタルの光」を知らず、歌えていなかった。

そのアメリカ男は、周りにいた欧州人はもとより、インド人も、アイルランド人も、なぜか韓国人から日本人にいたるまで全員がこの歌を空で歌えている、という驚異の事実を前に、自分にはなにか重大な教養・常識が欠落しているのではとでもいうように、びびっていたのが、とても面白かった。


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2008/09/14

韓国人は未経験者、アメリカ人は経験者を求む

あるとき留学寮のキッチンで、同じスウィートの韓国男ジュンキュとなぜかエッチの話をしていた。

ジュンキュがいうにはこうだ。

「韓国では、結婚前には絶対エッチはしないんだ。そういうもんだ。」

「なかなかカタイな」

「まあ、とはいいながら、だんだん世の中変わってきているんだけどね。

 でも、結婚するとなったらやっぱり韓国の男は処女と結婚したいと思ってるよ。

 だから、国では最近、膜再生手術なんかも流行っているらしい。」

そこにアメリカ人マイクが入ってきて、なんの話をしているんだ、と聞くから説明した。

するとマイクはこう言った。

「俺は結婚するなら断然、『経験者』の女を選ぶね。なんでかわかるか?」

「なんで?」

「仕事と一緒さ。経験者のほうがスキルが高いに決まってるじゃないか。」

そして、ワーハハハ、と笑いながら行ってしまった。


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2008/09/13

包丁を置いていないアメリカのスーパー

留学寮に入った後、当然のこととして必要な日用品を近所の「倹約スーパー」等に行って買い集めてきたが、売り場にどうしても見当たらず買えなかったものがあった。

それは、包丁である。

近所の「倹約スーパー」で売っていた唯一の「包丁」らしきものは、刃渡り5センチもないような、しかものこぎりのように刃がギザキザしているものだった。

で、しかたなく近所のいろいろな店に行ってみたが、全くないか、同じギザギザナイフしか見当たらなかった。後からわかるのだが、これは僕が済んでいた地域の防犯レベルを示すものに相違なかった。

小さなギザギザナイフは非常に切れ味が悪く、あたかも飛行機に持ち込みを許可できる最低限のナイフという感じだった。例えば、しばらくたって郊外にある、車がないと行けないようなモールにいくと、あれほど探した包丁がなんのことはなくあっさり売られていた。

そう思って「倹約スーパー」を思い返すと、思い当たるフシがいくつも出てくる。

例えば、こんな点だ。

・一方通行
日本のスーパーだと入り口も出口も一緒になっているが、「倹約スーパー」は完全に一方通行だった。

・何も買わずに黙って出てくるのは困難
出口はすべてレジで押さえられ、レジ係のいないレジを通ることはできないように完全に通行止めとされていた。 〔日本のように立て札が出ているのみではないのだ。〕

・出口の外にはタテに鉄のバーが何本も立っている
バーとバーの間は、人ひとり分くらいしか間がなく、出口から何かをもって走って出て行くには一旦止まらざるを得ず、かなり不便だった。

で、結局、包丁はどうしたのかというと、しばらく後に僕はようやく包丁のみを扱う専門店をセンターシティーで発見し、他にオプションがないまま、分不相応なヘンケルナイフを購入したのだった。


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2008/09/12

原色デザート対決

僕はアメリカのあちこちで見かけた、クリームが青かったり、トッピングチョコが真っ赤だったりする、カラフルなケーキが気持ち悪いと思っていた。

色が食べ物らしくない、いかにも着色料で体に悪そう・・・などなど

と、いうことなんだが、夏にプールに行ってこんな逆バージョンがありうるかも、と思った。

それは何かというと日本の「かき氷」。

-真っ赤なイチゴ
-真っ青なブルーハワイ
-真ミドリなメロン

これこそ、日本の極彩色デザート!! 


食後には舌も原色になること請け合い〔最近のはならない!?〕

よし、これを日本にいる外人に見せて反応をみてみるのだ。


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2008/09/11

香港「陸羽茶室」のノスタルジー

あるとき、香港出身の黄さんが飲茶の給仕方式の変遷について教えてくれた。

彼によると、元々「駅弁方式」だったものが、「カート方式」に進化したが、カートが蒸気で爆発するような事件が続いたため、
今では、テーブル方式がほとんどだという。

・テーブル方式
テーブルで伝票で注文を記入して、注文された品が個別にテーブルに届く。

・カート方式
蒸し器付きのカートに、種々の飲茶を並べて、カートを押してテーブルを回り、客のほしい品をカートから渡す。

・駅弁方式
厨房で完成した品を、一種類ずつ給仕係がトレイに持ってテーブルを回り、客のほしい品をカートから渡す。
この方式では、給仕のおばさんが厨房で完成された品を一品ずつ持って「チャーシューパウ」などと叫びながらテーブルを回ってくれる。
従って回って来ない品は注文できない。

で、今でも「駅弁方式」をやっている数少ない名店がかの香港の「陸羽茶室」なのだそうだ。
なので、「陸羽茶室」にいかれる場合には是非この変遷を頭に入れて、ノスタルジーに浸ってください。

「陸羽茶室」についてはガイドその他にいろいろ出ていますので、適当に見てください。


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2008/09/10

しつこくお茶に誘うイスタンブールの男

観光旅行でイスタンブールに行ったとき、アヤソフィア見学から出てくると、
ややひと懐っこい、背の低めのトルコ男が日本語で話しかけてきた。


「コンニチハ~」


実はこれに弱い。予期していないところで日本語で話しかけられると、
わかっていても、つい反射的に振り返ってしまう。

で、こいつの場合はこんなことだった。

「ニホンゴ ヲ、勉強シテイマス。 オ茶 ヲ ゴチソウ シマス、来テクダサイ」

「話するのはいいけど、お茶はいらない」

話をしていくと、彼のストーリーは、
日本人と文通しているのだが、手紙の意味がわからないところがあり、
うちでお茶でも飲みながら、教えて欲しい、とのことだった。

でも、こちらとしても、あまりすっきりしないので変にフレンドリーな
押し問答となった。

「手紙ならここで見てやるよ」

「手紙トテモ ナガイデス オ茶 イキマショウ」

「お茶いらない」

「ドウシテデスカ トモダチ トモダチ」

10分ほどして彼はあきらめて去っていった。
でも、なぜこんなに長くなったのか、思い返すと
初対面の彼がきめ台詞のように言ってくる 「トモダチ トモダチ」に対して
どうも効果的に言い返せていないことに思い当たった。

もし、

「今ここで初めてあったお前は、私のトモダチじゃない。」

と返していれば、きっと毒づかれながらも、即、撃退できたに違いない。

彼の「トモダチ」アプローチには、日本人が否定しにくい何かのキーが
含まれているような気がしてならない。

後日、新聞で知ったこと。
その頃、アヤソフィア近辺で日本人が睡眠薬を飲まされて、
身ぐるみをはがされる事件が連続していた。

-----------------------------------------------
まったく別件だが、わりと最近、新聞屋の勧誘問答で似た経験をした。
その新聞屋の営業いわく

「僕の顔を立てると思って」、某新聞をとってくれ、と繰り返して言うのだが、

後でふと思った。

「何で新聞屋の顔を立てなきゃいけないんだ?」



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2008/09/09

ノーと相づちを打つスロバキア人

留学寮にいたころ、あるときアメリカ人女性のギャビーがこんな話をしてくれた。

「昔、ちょっとだけスロバキアに行っていたことがあるの。」

「どんなところなの?」

「スロバキア語ではね、"Yes" という言葉が "ARNO" というの。」

「へぇ~」

「でね、正しくは "ARNO" なんだけど、ふだんは省略されて "NO" っていうの。」

「えっ、YesがNoなの!?」

「だから話をしていると、スロバキア人は "NO", "NO" って、相づちしてくれるのよ」

「えぇ~!!」

「これって、変でしょ。話をしていると、

 相手はニコニコしながら "NO", "NO" って。とっても変な感じだった」



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2008/09/08

香港の個人口座に送金させるのはなぜ?

昔、中国人or中国企業と取引をしていて、「香港の個人口座に送金してくれ」という要望を受けることがしばしばあった。

頻繁に繰り返される同じ要望を受けて、これはいったいどうしてなんだと思うようになり、いろんな人の話を総合していきこんな話になった。〔今もそうかはよくわからない〕

1.中国の預金口座で外貨を入金させると自動的に全部人民元建に変わってしまう。これを中国国内でキャッシュとして引き出すにしても、人民元でしか出せない。

2.人民元を外貨に替える際にはいろいろと制限がある。

3.だからせっかくもらえる外貨は、香港の外貨口座で受けて外貨としてプールしておき、外貨での支払に備えたい。

まあいい、香港に送信するのはわかった。

じゃあなんで個人口座宛なんだ?

香港の個人口座に入金される分については、所得を申告・納税しなくてもバレない?

欧州では脱税は犯罪とは別物であると、公言する人々がいるらしいが、中国人の順法納税意識ってどうなんだろう? 何にしても、かなりグレーな匂いがしてならないが・・・。

上記のいいかげん情報を元にして何か不都合が生じても筆者は一切責任を取れませんのであしからず。


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2008/09/07

NASA vs ホームレスの対決

ある日のこと。アメリカ白人女性マリアンとNASAについての議論をした。なんでそうな話になったのかあまり覚えていないが、マリアンがNASAについて褒めたたえるところからスタートしたと思う。

「・・・・ということで、アメリカにとって、宇宙開発は意義深いのです。」

僕は、毎日見かけるホームレス達を思い浮かべながら、あまり深くを考えずにちょっと突っ込んでみた。

「でも、多額のお金の一部でも、そのあたりのホームレス達のために何かをしてやったほうがいいんじゃないか?」

マリアンは首を振った。

「科学の発展と、人類の未来のために、宇宙開発がどれだけ重要で意義深いことなのか、考えてみたことがある?」

「宇宙にスペースシャトルを打ち上げたら、具体的に何の役に立つのかわからない。それより、外にいるあの人々は今、明確に困っているんじゃないか?」

「これは、国全体の柱となる大きな方針なのよ、この国には、ソーシャルセキュリティーの仕組みだってあるわ」

マリアンはどうしても、留学寮から2分以内でいつでも会える、ホームレス達に何かが必要であることをどうしても認めなかった。まあそもそも、この議論は、要は 共和党 vs 民主党 の議論みたいなものなので、簡単に割り切れる問題ではないのだが、一つ思うことがあった。

マリアンのように、大方針や根本ルールを声高に主張する人々は、車でしかいけない郊外に住んでいる人ばかりのような気がする。僕が毎日毎日、ホームレスに小銭をねだられ、ホームレスがスチームの出るマンホールに貼り付いて暖を取りながら寝ているのを見ている一方で、郊外に住む彼らはきっと、そういうものを見たくなければ、見なくて済む生活を送っているのである。

それとも僕がpro Democrats なだけか?


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2008/09/06

空想; パキスタンの牛丼屋

「こんにちは、いらっしゃいませ。おひとりさまですか?」

(人差し指を立てて)

「一人だ」

「エアコンルームにしますか、それとも通常テーブルにしますか?」

「通常で」

「かしこまりました。こちらへどうぞ」

エアコンのない通常テーブルに案内する。

「ビーフか、ポーク、それともベジタブルがございますが?・・・」

「ビーフで」

「ハラールにされますと、1割増しとなりますがいかがしましょう?」


(うるさそうに)

「ハラール」

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自分で空想していて思うが、こんな会話になることはないだろう。
ハラールで料金増しというのが、はたして社会的に受け入れられるのか疑問だ。

それに、だいたい彼らはもっと会話好きでこんなにぶっきらぼうな会話にもならないと思う。

けど、こんな店ができたらぜひぜひ行ってみたい。。。。


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2008/09/05

危険街区のコリアンスーパー

米国の都市では、それぞれ人によって危険街区の認識があるが、

そこには住んでいる人もいるし、感覚ベースのものでもあるので、

当然オフィシャルになっていることはありえない。

具体的には、

・このあたりは昼間も行ってはダメ、とか

・この地区は夜にはいってはいけない


といった内容だ。

あるとき、韓国人キムが危険街区と言われていた地区を

全部突っ切って歩き、その先のコリアンスーパーに行って帰ってきて言った。

「全然大丈夫だったよ。あの辺りは問題ないし思う。」

僕は食材を買うためにそのコリアンスーパーに歩いて行ったことがあり、付近の5区画くらいは、やや肌で感じるものがあったのを覚えていたので、軍隊経験があるからって、わざわざ強がらなくていいんじゃないか、と思った。

それを聞いて、ミネソタ人ジムはさらっといった。

「そう願うね。」 ("I hope so." )

でも、そもそもジムはコリアンスーパーに行く必要は全くなく、

したがって、わざわざそんなに街区にいく必要もなかったのだった。



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2008/09/04

猫背のフランス人はいるか?

あるとき秘書コズエさんが言った。

「フランス人って猫背の人いないね。」

「そういえば。」

「特にパソコン打ってるときに、みんな背中まっすぐしてない?」

「うん、確かに」

なんでなんだろう? フランス人には猫背はいないのか?


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2008/09/03

NIKEを「ナイク」と読んだギリシア人

ギリシア人のピロス、あるとき留学寮の共用スペースで僕の着ていた"NIKE"のスウェットをいいね、と誉めてくれたが、そのときに彼はブランド名をこう発音した。

"NIKE" -> 「ナイク」

よく思い出してみると、外国人はみんなブランド名の読み方なんてみんなマチマチだった。そもそも日本人はなんで、ブランド名の誤読にこんなにも不寛容なんだろう。

スペルを見て正しく、ブランドを読むのはかなり難しいと思うのだが、誤読するとバカにされるような日本人間の雰囲気には正直ついていけない。

僕の場合、初めてブルガリ("BVLGARI")を見たときにはなんと読むのか全く検討がつかなかった。だいたい語頭で"BV"と続くスペルを他に見たことがない。元々何語なんだろう?

初見でこれらを正しく読める人は、そうとうに西洋の言語と文物に博士級の知識が必要に思えるが、このあたりは日本人のブランド信仰がまだ死んでいない証だろう。

他方で、知る限り海外の人々はもっとブランド名の誤読に寛容だ。

"IKEA" は 「アイケア」と呼ばれていたし、別に、"Pierre Cardin"は、「ピエール・カルディーン」で良かった。

いいじゃん、それで。だめ?


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2008/09/02

ポーランド女性に完敗

あるとき、留学寮にいたポーランド女性マリアと、その場のノリで、なぜかそれぞれ自国語をコピーできるのかというゲームをすることとなった。

先行; 僕
「こんにちは、今日は雨が降っていてあまりよくない天気ですね」

コピー;マリア
「コンニチハ、キョウハアメガフッテイテアマリヨクナイテンキデスネ」

ほぼカンペキだった。強いてケチをつけると、ちっちゃい「つ」がやや不自然な気もするが、まあOKと認めざるを得ない。くやしいので、もう一回。

先行2;僕
「隣の客はよく柿食う客だ」

コピー2;マリア
「トナリノキャクハヨクカキクウキャクダ」

マリアには楽勝だった。じゃあ今度はマリアの番。

後攻;マリア
「∞♂§→▼●′≠÷←∩¶‡†√∂≡」

僕は、ボーゼン。
「・・・・・???」

何回、何を言ってももらってもカタカナ化はおろか、全く何を言ってるのかつかめなかった。

で、マリアは言った。

「本当は、私はマリアって名前じゃないんだけど、みんなが言いにくいみたいだから『マリア』にしているの」


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2008/09/01

献血カードの献血以外の使い方

比較的に時間に余裕があったある日、街を歩いていると、通りすがりにかわいい子から「献血お願いしま~す」と言われたので、あっさりその気になり献血ルームに案内されたことがあった。

受け付けのお姉さまに、この書類書いてと言われものを記入したら、お姉さまはニコニコして

「これで献血カードをつくりますね」

といってくれた。

その次は、タッチパネルで「はい」/「いいえ」を押すやつ。

「最近行った海外の国」、とか、「過去の海外在住記録」とかいろいろあって、最後の画面で個別にインタビューしますということになったので、

そのまま隣の部屋で白衣のおじ様と個人面談。

どうやら、BSE(狂牛病)の関係で、

「いついつからいついつまでの間に、英国で一泊以上しましたか?」

という質問に、「はい」を押しているのがどうにもまずいらしい。

結局、献血はできないと判定されてしまった。

そんなことになったので、一応、面接のおじさまには最後に

「すみません」

といって戻ってきた。〔なんであやまるんだ?〕

で、出口まで来ると、今度は受け付けのお姉さんが

「献血カードできましたよ」

といって真新しい献血カード持って待っていた。

「聞こえてたと思いますけど、申し訳ないけどせっかくカード持ってても使えないみたいなんで・・・」

と断ろうと思って言うと、お姉さんはやっぱりニコニコしてこう言ってくれたのだった。

「でもぉ、献血カードには血液型が書いてます!!」


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