「じゃあ、いきましょう!!」
F氏の運転は昨日と同じ。
まずはアタチュルク廟なるところにつれてってもらう、というか勝手につれていかれた。
トルコ人的には大事なところらしい。まあ、いいんだけど。
交差点の真ん中に、大きな山羊のオブジェがあったりして、Tがヒッタイトのオブジェだと教えてくれる。
次にアナトリア博物館へ。
博物館は、向こうに見えている山(それとも丘というべきか)の上にあるという。
もともとこの山の上にあるのは「アンカラ城」とのことで、城の一部が博物館になっているらしい。
遠くから見ると、アンカラ城は、チェスのルークのような形をしておりなかなか愉快に感じたのだが、近くまで行くとどこにルークがあるのかさえ分からなくなってしまった。
博物館の中は、旧石器時代からヒッタイト、それからアッシリアに至る展示があって世界史教科書の21ページから23ページまでの内容、という感じなのだが、とにかく館内は古くて、「石くさい」においで充満していた。
ま、博物館の内容はどっかのHPで見てください。
そんなことより、
アンカラ城・ルークに登っていく道の左端には、とても目立つ黄色いネクタイの男がいた。
男の横にはシンプルなテーブルのような木の台があり、その上にパンのようなものを積み上げていた。
どうやらそのパンを売っているらしい。
パンは、バケットのような長細い形で、ゴマがふりかかっていて、プレッチェルのようなものに見えた。
つまり、何が異様に思えたのかというと、
その男は、露天のパン売り男にもかかわらず、わざわざスーツを着て、かなり目立つ黄色いネクタイをしめた状態で、プレッツェルの山の横に立っているのだ。
これだけでもかなり目立つのだが、
男は思い切り胸を張って
「オォー オォー オォー」
と、声を張り上げてよくわからん歌を歌っていたのである。
なんであのとき、ガイドのTに言って、車を止めて目立つ黄色ネクタイのパン売り男のプレッチェルを買わなかったのだろう・・・。
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