T、そして僕と、メグミが車から降りると、どこからともなく3人のスカーフおばさん達が近寄ってきた。
「わぁー」
メグミの声に振り返ると、おばさん3人がよってたかって、メグミの頭にスカーフをかぶせようとしている。
そうかぁ・・・
日本人だから、もちろんメグミはスカーフなんてかぶっていないけど、
この国では、女性はスカーフを被らないとまずいのかぁ、
なんて思いながら見ているうちに、
あっという間にメグミは、ニットの赤スカーフみたいなものをつけさせられた。
と、次に今度は、おばさん3人組は僕のところにやってきて、
青い耳当てつき帽子を無理やりかぶせようとする。
なんでだ?
僕は無精ひげ3日の十分なヒゲ男だぞ・・・・・・・・何かかがおかしい。
おばさん3人組は僕達2人のそれぞれの頭に帽子をかぶせて、口々にまくし立てた。
「フォト!!、フォト!!」
なんのことはない、彼女たちは、商売熱心に帽子・スカーフ売りの出店をしていただけなのだった。
一応、写真はとったが、こんなに分厚いウールの帽子はいらんぞ。
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