インド人Vは涼しい顔をしたままだった。
「ホテルの部屋で料理するなんて、なんでもない。」
「だから、どうやってやるの?」
「昨日、ホテルの周りを歩いてピーマンとか買ってきたから、部屋で洗って切ったりした。」
「それから?」
「ご飯はライスクッカーで炊いた。」
「それって、つまり、あのホテルに泊まるのに、わざわざ家からナイフとか、まな板とか、ライスクッカー(炊飯器)とかを持ってきているってこと?」
「そうだ。」
「カレーのスパイスも?」
「もちろんだ。」
この男、せっかく一泊2万円のホテルを予約してやってるのに、部屋でキャンプしてやがる・・・。
「ご飯はライスクッカーで炊くとして、カレーは何で調理してるの?」
「それもライスクッカーでやる。
今朝は5時起きたが、ランチを作るのに2時間かかった。」
あきれた男である。
横で聞いていたデンマーク人Bも同感らしく、「ホテルの従業員風」にコメントした。
「エクスキューズ・ミー、お客様。
部屋では料理をなさらないようにお願いします。。。」
すると、インド人vは答えてこういった。
「そうなんだ。
以前にオーストラリアのホテルでいつものように料理をしていたら、
火災報知器が鳴ってしまったことがあった。」
面白いと思えたら、クリックお願いします
0 件のコメント:
コメントを投稿